マンションからご実家へお引越しされるタイミングで、「設備を新しくして気持ちよく暮らしたい」とのご希望があり、リフォームをご依頼いただきました。

複数社でお見積りを取られ、数ある会社の中からカプライリフォームをお選びいただき、心より感謝申し上げます。

今回リフォームをしたのは以下になります。

・在来工法の浴室をユニットバスに交換

・浴室に内窓を設置

・キッチンを交換

・インターフォンの交換

在来工法（タイル貼り）の浴室をユニットバスへ

S様邸の浴室は2階にあり、新しいユニットバスが問題なく設置できるかを事前に確認する必要がありました。

そのため「破壊検査」という方法で、一部の壁や床を開口し、内部の寸法や構造を詳しく調査しました。

破壊検査

洗面脱衣所に設置されていた洗濯パン（洗濯機置き場）を一度取り外し、床に開口を設けます。この開けたスペースから内部の構造を確認し、新しいユニットバスが問題なく設置できるかを判断します。

この破壊検査は、工事に入る前の大切な確認工程です。
今回の調査の結果、問題なく「設置可能」と判断できたため、安心して工事を進めることとなりました。

浴室の解体

工事を始める前に、まずは周辺に傷や汚れがつかないようしっかりと養生を行います。

その後、解体作業に移りますが、タイルは必要な部分だけを撤去し、ユニットバスの設置後に見えなくなる部分は残すことで、無駄のない効率的な工事を進めていきます。

壁材・床材・浴槽などを撤去したことで、これだけの量の廃棄物が出ました！

土台つくり

不要な廃材をすべて搬出し、床をきれいに整えたら、ユニットバスを組み込む前に土間を平らに仕上げていきます。
これは、ユニットバス本体を支えるボルトの基礎となる大事な土台づくりの工程です。

ユニットバスの組み立て

ユニットバスは、完成品がそのまま運ばれてくるのではなく、現場で一つ一つのパーツを丁寧に組み立てながら仕上げていきます。

ユニットバスの完成です！

ユニットバスの組み立てが無事に完了しました。今回採用いただいたのは、爽やかなブルーのアクセントが印象的な LIXIL「サザナ」 です。

出入口の段差も解消され、脱衣所から浴室までフラットに。つまずきにくく、お子さまからご高齢の方まで安心してお使いいただける バリアフリー仕様 となりました。

見た目も使い心地も、ぐっと快適なお風呂空間に生まれ変わりました。

浴室の窓に内窓を設置

ユニットバスの組み立てが完了した後は、内窓の取り付け作業に進みます。

内窓は、浴室リフォームがすべて仕上がった状態で正確に採寸を行い、その寸法に合わせて発注するため、少し日をあけての施工となりました。

キッチンの交換

長年ご使用されていたキッチンも今回あわせて交換しました。
換気扇の吸い込みが弱くなっていたことや、ビルトインコンロの使い勝手に不便を感じられていたため、「せっかくならこの機会に新しくしよう！」ということでリフォームとなりました。

キッチンの解体作業に入る前に、まずはしっかりと養生を行います。
壁や床、周辺の設備に傷や汚れが付かないよう保護シートを丁寧に貼ってから、既存のキッチンを取り外していきます。

これまで壁にタイルが貼られていた部分には、新しくキッチンパネルを施工しました。拭き掃除がしやすく、お手入れ性がぐんとアップします。

また、キッチンは上部の吊戸棚から順に、ひとつひとつ丁寧に組み立てていきます。

キッチンの組み立てが完了しました。
今回設置したキッチンは LIXIL「シエラ」 です。

以前はビルトインオーブンがついていましたが、「もっとスッキリさせたい・お掃除を簡単にしたい」というご希望から、オーブンは撤去し、すっきりとしたキッチンに生まれ変わりました。

また、シンク上には昇降式のウォールキャビネット を設置。必要なときだけサッと手元まで下ろせるので、収納力も使い勝手もアップしました。

さらに、コンロの 無水両面焼きグリル は、オーブンのように使える優れもの。お料理が好きな方にもきっとご満足いただけます。

インターフォンの交換

インターホンも新しいものへ交換しました。
以前のものと比べて サイズは約半分ほどにコンパクト に。壁まわりがすっきりとし、見た目もよりスマートになりました。

 

全ての工事が無事完了しました。
今回は「子育てグリーン住宅支援事業 」の補助金を活用し、81,000円の助成金が適用されました。そのため、負担を抑えながらお得にリフォームしていただくことができました。

工事期間中の約2週間、お住まいになりながらの施工となりましたが、ご協力いただき誠にありがとうございました。

今後もお住まいのことで気になる点やお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。