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工場建屋の雨樋交換工事|大阪府八尾市| W様
八尾市にあるW様の工場建屋の雨樋交換工事をご紹介します。
築50年になるこちらの建屋。三角形の屋根の両側にある雨樋(赤矢印の所から奥方向に延びる軒樋)を交換したいとのことでした。
上屋根から直接落ちる軒樋が、今回交換をご希望の雨樋です。よ~く目を凝らすと…雑草が生えているように見えます。
現場調査開始!
目視できる位置まで足場を立てました。いろいろな種類の雑草が生えてしまっているのがわかります。雨樋にひびが入って歪んでいたほか、雨樋を固定する金具も錆びてしまっていました。
覗き込むと、苔や泥、枯れ葉がぎっしり。これでは雨水が流れていきません。
樋の接続部のシーリングが劣化して、外れてしまっていました。
軒樋は上部が開放しているため、風で飛んできた土や枯れ葉が経年とともにどうしても溜まっていきます。メンテナンス不足が続くと、飛んできた植物の種が芽を出したり、苔が生えたりと、雨水の流れをせき止めてしまいます。さらに重みで雨樋が割れるなど、雨樋としての機能を失ってしまうのです。しかしながら、上部の樋の中は、なかなか目で確認できません。大切なことは、定期的に建物全体をメンテナンスすることに尽きます。
足場を設置していきます
隣接するマンションの通路に面しているため、足場の設置時や工事期間は十分な注意をいたします。たとえ雨樋のみの工事であっても、高所作業になるため足場の設置が必要です。
飛散防止ネットもしっかりと設置していきました。
ブロック塀の上に足場を建てる際にも、シートを重ねることで足場を安定させます。
既存の雨樋を解体し、施工スタート!
古い雨樋を解体していきます。
新しい固定金具をボルトで取り付けていきます。ここでクイズ!手前に見える糸のようなもの、これは何だと思いますか?
正解は「水糸」と呼ばれる糸です。雨水が流れる角度を維持しながら雨樋を固定するために「水糸」でラインを引いていきます。
古いボルトを避ける形で、強度を保てるよう金具のボルト固定が完了しました。
継手と呼ばれる雨樋の接続部には、シーリングでしっかりと防水処理をします。
流れてきた雨水は集水器へと流れ込み、竪樋へと落ちます。
今回は、雨樋の交差点にあたる集水器から、竪樋の一部分までを交換しました。それほど劣化していない竪樋はそのまま再利用して、しっかりと接続を行いました。
雨樋交換工事が完了!
雨樋交換工事が無事に完了しました。これでいつまた大雨が降っても安心です。
なかなか目では確認しにくい部分などは、劣化の具合も分かりにくものです。
大掛かりな工事になる前に、定期的なメンテナンスを行うことで、工事費や工事期間を抑えることができますので、ご心配は方は、お気軽にカプライリフォームにご相談ください!
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