現場中継ブログ
Report
東大阪市新庄/シロアリ被害による柱の差し替え工事
リビングの柱に張られたクロスが浮いていることに気がつき、ご相談下さったK様。
伺ってみると、クロスの内側の柱がシロアリに食べられてボロボロになっていました。
シロアリ被害は目に見えないところで進みます。
家を支えている柱などは放置しておくと家が傾くなどの被害に繋がり、シロアリが天井まで到達すれば雨漏りが起こる可能性もあります。
大きな被害になる前に、しっかりとしたシロアリ駆除と、被害個所の対応をしなければなりません。
今回は柱が被害を受けたので、交換することになりましたが、この柱は床、天井、壁、隣の収納建具、出入り口の引き戸、そして裏手にあたるトイレにまで干渉する柱で、全てをいったん取り払う必要があります。
建物の構造に詳しい耐震診断士がいなければできないとても難しい仕事、それはカプライの腕の見せ所です。
シロアリ被害が起きていた柱の様子
シロアリ被害にあっていたリビングの柱です。(写真中央)
リビングの引き戸の裏側はトイレになっていました。
柱はトイレにも干渉するため、トイレも一度解体する必要があります。
クロスをはがしたところです。
この時点でシロアリの姿は見られませんが、実はシロアリは人の気配などで土に隠れる習性があり、この日も別の場所で数匹見つかったとか。
見えないところで着々と仕事を進めるシロアリの怖さを感じずにはいられません。
そういったことから、シロアリ駆除は被害個所だけでなく、家全体丸ごと行います。
薬剤はシロアリ協会が5年間保障している指定の薬品を使いました。
柱の撤去作業
シロアリ駆除を行ったら、柱の差し替え工事に移ります。
この写真を見ていただくと、柱が床や壁に干渉している様子がよくわかると思います。
付け替えるといっても、ブロックのように簡単に取ってつけられるわけではありません。
荷重のかかる柱を差し込むために、ジャッキアップしてからはめこむ作業が必要です。
柱を差し替えたら、内装のリフォームに取り掛かります。
写真奥左手にあった収納は新しく作りつけのオープン棚になりました。
もともと畳張りだった床はフローリングに交換され、壁と天井のクロスも全て交換して洋室になりました。
トイレ交換
柱を取り替えるために手を加えなければならなかったトイレも、この機会に新しくしてしまいましょう!と、リフォームいたしました。
タイル張りのトイレから、ウォシュレットつきのものへ交換です。
バリアフリー工事
K様邸には部屋と部屋のつなぎ目に小さな段差がありました。
この段差をバリアフリーにする工事も行いました。
段差をなくしてスムーズに移動できるようになりました。
トイレは、もともとあった段差を取り払ったことでドアの下に隙間ができてしまったため、板を“つぎはぎ”にて対応しています。
ご高齢のK様がお家に住みながら工事ができるよう、トイレ工事期間中は毎日トイレを取り付けて工事を終えていました。
生活環境を変えることなく、大切な家を工事できたことにとても喜んでいただけました。
また、カプライへはご紹介でいらしてくださったのですが、ここへたどり着くまでに何軒かのハウスメーカーや工務店をまわったそうです。
なかなかこの工事を受けられる会社が見つからずお困りになっていたので、カプライがお受けでき大変嬉しく思います。
構造物に関わる難しい工事も、カプライでしたらご相談に乗ることができます。
K様、このたびはありがとうございました。
新しいお家で快適にお過ごしください。
REVIEW